小平の食をつくる人たち/地産地消と学校給食のストーリー
(更新)
小平の地産地消給食

小平市の学校給食を、 農家と学校のあいだで静かに支えている存在がある。それが、JAの役割だ。
学校給食に関わるJAの仕事は、市内の栄養士と農家をつなぐことから始まる。必要な野菜の量や時期を確認し、受発注を行い、配送を調整し、伝票などの事務処理まで担う。給食が毎日、滞りなく学校に届くための調整役である。
給食用野菜には、家庭用や直売所向けとは異なる難しさがある。天候の影響で、 予定していた量に出荷が追いつかないことも少なくない。そんなときは、学校に状況を説明しながら調整を重ねていく。できる限りキャンセルにならないよう、農家と相談しながら作付けを考えることも、JAの重要な仕事だ。
学校給食では、栄養士と農家が年に一度顔を合わせ、「何グラムから何グラムまで出荷できるか」といった具体的な話し合いが行われている。一方で、規格に合わないものや大きすぎる野菜は使えない。品質と安定供給の両立が、常に求められている。
農家との関係づくりも、JAの大切な役割だ。農協が買い取る野菜もあれば、時間の経過によって状態が変わり、
出荷作業に手間がかかることもある。小平のJAには直売所もあり、店頭に並ぶ野菜を見て声をかけたり、電話、FAX、SMS、LINEなど、さまざまな手段で連絡を取り合っている。
給食用として出荷してもらう際に、 特に大切にしているのが安全と衛生管理だ。小学生・中学生が口にする食べ物である以上、 細心の注意が求められる。できる限り農薬は使いたくないという思いがある一方で、病害虫への対応は避けられない。農薬の基準を守りながら、 安全性と現実のあいだでのジレンマとも向き合っている。
学校や給食現場からは、農家が直接子どもたちに野菜の説明をする取り組みを通じて、「好き嫌いをなくします」 といった声が子どもたちから上がったことも聞いているという。小平の野菜を使っていることを、誇りに思う気持ちが現場には育っている。
地産地消という言葉について、 JAでは理念よりも実務として受け止めている。農業大学で地産地消を学び、全国の事例を見てきた中でも、ここまで地産地消にこだわっている地域は少ないと感じているという。農家の高齢化が進む中でも、簡単には絶やしたくないという思いがある。
小平で地産地消が成り立っている理由として挙げられたのは、「農業に丁寧に向き合っている方が多いと感じている」。農業を大切にし、守ろうとする人が地域にたくさんいる。
これからについては、都市農業が減少していく現実を見据えながら、現状をどう維持していくか、できれば増やしていきたいという思いも語られた。農地を減らさないこと、農家を増やすこと。そのためにJAとして何ができるのかを考え続けていきたいという 。
「ここまで地元の野菜を給食に使っているまちは、実は多くありません。身近に農家があることは、とても幸せなことだと思います。小平の農家も頑張っていますし、子どもたちには好き嫌いなく食べてほしい。JAとして、これからもその環境を支えていきたいですね」
農家と学校のあいだで、声になりにくい調整を重ねながら、今日も給食は学校へと届けられている。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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