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まちの記憶と未来

【東村山市】諏訪町の「諏訪」はどこから来た?地名の由来を探る

― 地名からたどる東村山の歴史 ―

東村山市諏訪町。


この「諏訪」という名前は、どこから来たのでしょうか。

全国各地にある「諏訪」という地名。
実は、ある神社と深い関係があります。

■ 諏訪神社と地名の関係

 

「諏訪」という名は、長野県に鎮座する諏訪大社を起源とする神社名です。中世以降、諏訪信仰は武神・農耕守護の神として広まり、各地に諏訪神社が勧請(かんじょう)されました。東村山市諏訪町に鎮座する諏訪神社も、その流れの中で地域の鎮守として祀られてきたと考えられています。

 

現在の町名「諏訪町」は、この神社名に由来すると見るのが自然でしょう。

 

■ 江戸期の村落と記録

 

江戸時代、この地域は武蔵国多摩郡に属する村落のひとつでした。当時の地誌『新編武蔵風土記稿』には、多摩郡内の各村について、寺社・石高・地勢などが詳細に記されています。町名としての「諏訪」は近代以降の呼称ですが、地域の歴史をさかのぼると、村落と神社が密接に結びついていたことがわかります。

 

 

■ 神社から生まれる地名

 

 

明治以降の町村制施行や住居表示の整備にあたり、地域を象徴する神社名を町名として採用する例は少なくありません。諏訪町もまた、地域の鎮守であった諏訪神社の名を受け継ぐ形で定着した町名と考えられます。地名は、単なる行政区画ではなく、その土地の信仰や暮らしの歴史を映す存在なのです。

 

 

■ まとめ

 

 

西宿という地名が街道文化を今に伝えているように、
諏訪町という名もまた、地域の信仰の歴史を静かに語り続けています。

何気なく使っている地名の中に、
この土地で生きてきた人々の記憶が刻まれているのかもしれません。

■ 東村山・諏訪神社の由緒

 

境内に設置された由緒書きによれば、諏訪神社の御祭神は健御名方命(たけみなかたのみこと)。長野県の諏訪大社と同じ神を祀る神社であり、武神・農耕守護の神として信仰されてきました。掲示には、前川の洪水との関係や、桜井家の先祖が祀ったことなども記されています。

 

かつては「歌諏訪神」と呼ばれていたとも伝えられ、地域の信仰の中心であったことがうかがえます。

(※境内掲示より)

参考記事(出典一覧)


■ 一次史料
『新編武蔵風土記稿』武蔵国多摩郡之部
(江戸後期編纂/国立公文書館デジタルアーカイブ)
■ 地方自治体刊行資料
『東村山市史 上巻』東村山市
東村山市公式サイト「市のあゆみ」
https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/
■ 公的アーカイブ
国立公文書館デジタルアーカイブ
https://www.digital.archives.go.jp/

 

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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