えんぎ塾:代表 大柴さん
「子どもが安心して過ごせる居場所が、地域にもっとあったらいいのに」
そんな思いに、静かに、そして確かに応えている場所がある。
東京都内14か所に広がる学びと居場所の場
えんぎ塾だ。
「助け合う社会を、つくり合いたい」
代表・大柴さん(32歳)
えんぎ塾を立ち上げた理由を尋ねると、大柴さんはこう話してくれた。
「助けられた経験をした子どもは、将来、人を助けられる大人になる」
受験指導を目的とする塾ではない。ここにあるのは「学力を伸ばす場所」以前に、安心して頼れる大人がいる場所。誰かに手を差し伸べてもらった記憶。それが、次の世代の優しさをつくっていく。えんぎ塾は、そんな循環を実践している。
「子どもは、家族だけで育てるものじゃない」
ボランティア講師・樋口恒希さん(26歳)。教室で子どもたちと向き合うのは、現役の社会人ボランティアたちだ。その一人、システムエンジニアとして働く樋口さん。「シンプルに、子どもが好きなんです」と、少し照れながら話す。樋口さん自身、共働きの両親のもとで育ち、8歳下の妹の面倒を見ることも多かったという。
「子育てって、家族だけで抱えるものじゃないと思っていて。地域や、いろんな大人が関わる形があっていいと思うんです」
教育は学校だけが担うものではない。社会で生きる大人の背中を見せることも、学びの一つ。そう考え、子どもが集まり、共に成長できる場をつくりたいと活動を続けている。
自己分析から見つけた「もう一度やりたかった夢」
子ども教育に関心を持ち始めたのは、約3年前。自己分析を重ねる中で、「本当は、子どもに関わる仕事がしたかった」という思いを思い出したという。仕事とは別の形でもいい。今の自分だからこそできる関わり方がある。
えんぎ塾は、そんな大人側の居場所にもなっているのかもしれない。
子どもと大人が、同じ目線で育つ場所
えんぎ塾は、「教える人」と「教えられる人」という関係だけで成り立っていない。助けられた子どもが、誰かを思いやる力を身につけ、関わった大人もまた、子どもから大切な気づきをもらう。ここにあるのは、一方通行ではない学び。だからこそ、場所が増え、想いがつながっていくのだろう。
まいぷれ東村山・小平・東大和編集部記者ひとこと
子どもを支える場所でありながら、関わる大人にとっても立ち止まれる場だと感じました。助け合いは、日常の中で自然に育まれていくものなのかもしれません。えんぎ塾は、その入り口をそっと用意している場所でした。
https://hamuraengijuku.studio.site/
東村山リコード教室・原則毎週日曜日17-20時
イベントバー-LiCoD-リコード
〒189-0014 東京都東村山市本町3丁目9-40