我がまちの建築探訪
まいぷれスタッフが東村山恩田町水車苑の魅力をレポート!
人が生きるために絶対に欠かせないのが水。水が世界の歴史を動かしてきたといっても過言ではないですね。
日本でも水を巡り多くの事案が起きていますが、西武線終点の川越は海からも遠く、新河岸川などの人口川を造り農地に豊かな水を与えてきました。
江戸幕府の老中でもある川越藩松平伊豆守により、人口川であった玉川上水から分水し、野火止用水を川越まで引きました。
総延長25キロ! 当時の人手による工事の大変さは想像に余りありますが、工事した方はとても真剣だったでしょう。
因みに、野火止が分水してもらった玉川上水も、発端は多摩川から東京四谷までの人口川。玉川上水の水は江戸の町々に木桶を用いて配られ、大いに威力を発揮していました。
特に井戸頼りであった火事による災害時には大いに力を発揮したことでしょう。
ところで、江戸で大いに威力を発揮した玉川上水、野火止用水も、関東の一隅にひっそりとある東村山は、当初何の恩恵もありませんでした。水を巡る権利争いは洋の東西を問わず命を懸けた熾烈な戦いの元ともなります。
しかし、知恵者はどこにでもいるものです。戦わずして用水をゲットしたのです。
天明2年(1782)、醸造酒の精米を目的に川越藩から水を得ることをお願い。酒造りの水という名目で許可された分水が、東村山・小平などの農地を大いに潤した結果となりました。まさに知恵の勝利ですね!
当時、用水を命じたのが「知恵伊豆」の別名で知られる松平伊豆守ですが、実はわが東村山音頭の5番の歌詞にしっかりと謳われています。ご存じの方も多いでしょう。
~言わず語りに 伊豆殿堀よ ソレヤレソレ~
水のありがたさを知り尽くした松平公への感謝を込めた歌詞ですね。
この歌に登場するのが、東村山市恩田町にある「水車苑」です。
かけ足で水車苑の歴史を述べましたが、実際に訪れてみましょう。
東村山は実は自然と散策地の宝庫。
大規模な散策地と違って、ほんとにこじんまりとしているのが、この水車苑です。
写真と一緒に楽しんでくださいね。
平成3年に掲載された野火止水車苑の掲示板。
水車は世界中にあり、人類の知恵の遺産として、動力源として非常に優れた構造です。
水車がわが東村山市にもあるのは嬉しいですね。
この巨岩と水車の組み合わせがダイナミック感満載!
新たに修復された水車の輪の直径は2mを超す大きさで、当時の水車職人の技の巧みさを感じます。
動かなければ水車は失敗、水が無くても動かない、水車を設置する場所も、相当に考えての成果だと思えます。
水車苑にはこんな素敵な東屋がありました。ひと休みするのに将にぴったり。
ここで周囲の風景を楽しみつつ、ペットボトルの温かいお茶で休憩しました。
ん? ここは京都?
そんな感じを一瞬覚える水車苑。
静謐で心が洗われる一瞬です。
それにしても水と樹木と石って、なぜこんなに相性がいいのでしょうか。
石に守られ、樹に癒され、水に思いを馳せる、そんなひと時。
巨石と反対側から見た水車小屋。
小屋の中はどうなっているのか見てみたい!
昔は何が置いてあったのでしょうね。そんな想像をするのも楽しいです。
こんなに綺麗な水があるなら、ワサビを植えてみたいなぁ。
東村山市特産ワサビ「水車ワサビ」なんてどうでしょうか。
東屋から見た水車小屋。
ここで足を止めずに左から奥へどうぞ!
素晴らしい場所が開けます。
東村山には多くの散策コースがあります。
水車苑も是非、散策コースに加えてくださいね。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
小平市学園東町1-7-41 中村ビル2階
[ パブ スナック レンタルスペース ]
一橋学園にあるBar & Dining & Eventスペース
東村山市栄町2-27-4 ベルハウス1階
[ 喫茶・カフェ・ギャラリー ]
アートと甘味が同時に楽しめる心和むギャラリー&カフェ
東村山市野口町1-11-3
[ インド・ネパール料理 ]
気さくな店長が作るとーっても美味しいインド・ネパール料理!
東村山市萩山町1-8-9
[ 宅配牛乳 食料品宅配(ヨーグルト・豆腐・カレー他) ]
地域密着60年 牛乳宅配を通じて毎日の健康習慣に貢献いたします
東村山市栄町2-10-5 エルム久米川4階
[ ミックスバー、ニューハーフバー ]
楽しい会話とショータイムが楽しめる笑いに溢れたミックスバー!
東村山市本町3-6-14
[ アジア系創作料理、エスニック料理 ]
日本人好みにアレンジしたアジア系創作料理をご堪能ください