東村山・小平・東大和の歴史と文化
武蔵野とうどん、江戸とそば。その交差点にある一軒
前回の記事では、東京の麺文化が「江戸=そば」「武蔵野=うどん」という形で分かれてきた背景を紹介しました。では、その2つの文化が交わる場所では、どんな食体験ができるのでしょうか。そのヒントになるのが、花小金井にあるそば処甚五郎です。

蕎麦のイラスト
そば処 甚五郎は、武蔵野うどん文化の強い小平エリアにありながら、
といった、江戸前のそばの考え方を大切にしています。ここは、武蔵野の土地で、江戸の食文化を体験できる場所
です。
江戸のそばは、単なる食事ではありませんでした。
これが「粋」とされてきた食べ方です。甚五郎でそばを前にすると、この粋という感覚が少し見えてきます。
「満腹になるため」ではなく食を楽しむための一杯。それが江戸のそばです。
甚五郎では、そばの違いも楽しめます。
「二八そば」という言葉は、江戸時代に16文で提供されていたそばを「二×八=16」と洒落たという「代金説」と「配合説」の2つの説があり、歴史的なエビデンスもそれぞれ存在します。こちらは次回の記事にて紐解いていければと思います。
前回の記事で触れたように
という違いがあります。甚五郎は、その「粋」を体験できる場所です。だからこそ、武蔵野の土地にありながら、あえてそばを選ぶ意味が生まれます。
花小金井という場所は
その両方の流れの上にあります。だからこそ、うどんを知ったあとに、そばを食べる。この順番が、とても面白い体験になります。
前回の記事で東京の麺文化を知り、今回の記事で実際に味わう。ただの一杯のそばも、その背景を知ることで、歴史や文化を感じる一皿へと変わります。
・農林水産省「和食文化に関する資料」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/
・全国製麺協同組合連合会
https://zenmenren.or.jp/raw_noodle_iroiro/japanese_soba/
・キッコーマン 醤油の歴史
https://www.kikkoman.co.jp/enjoys/soysaucemuseum/history.html
・武蔵野手打うどん保存普及会
https://www.musashinoudon.com/
・小平観光まちづくり協会
https://www.kodaira-kanko.com/
・そば処 甚五郎 まいぷれサイト
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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