暮らしと仕事の「?」を調べてみた|まいぷれ東村山・小平・東大和編集部
公式公表:2026年10月26日|資料確認:2026年10月27日
AIが人間に代わって仕事を進める「AIエージェント」。企業での導入が広がる中、導入後も十分に監視されているのでしょうか。
英国のイングランド銀行と金融行為規制機構(FCA)が2026年10月26日に公表した調査では、詳細調査に回答した金融機関の80%がAIエージェントを導入。一方、継続監視や情報漏えいテスト、定期的な再評価を行う企業はそれぞれ約半数でした。
調査したのは英国の金融規制当局
調査には196社が回答し、うち105社が詳細調査に回答しました。各設問の有効回答数は異なるため、すべての割合が同じ母数で計算されているわけではありません。英国の金融機関を対象とした調査であり、日本企業全体の割合ではありません。
AIエージェント導入80%、しかし自律性は一様ではない
詳細調査では80%が導入済み、14%が今後12か月以内の導入予定と回答しました。AIの役割を分けると、次のようになります。
| AIの役割 | 導入企業の割合 |
|---|---|
| 人間の意思決定を支援 | 80% |
| 決められた範囲で操作 | 46% |
| 一部自律的に動き、必要に応じて人間が承認 | 22% |
| 人間のリアルタイム関与が少なく広範に自律行動 | 2% |
※複数の種類を導入している企業があるため、合計は100%になりません。導入80%は、80%の企業がAIに自由な操作を任せているという意味ではありません。
導入前の審査と、運用後の監視に差
全社的なAI利用方針・基準を設ける企業は94%。導入前の審査や人間による承認、外部提供事業者の確認などは90%超でした。一方、運用後の継続監視、情報漏えいテスト、定期的な再評価はそれぞれ約半数でした。
ただし、企業の自己申告に基づく調査です。監視を実施している企業の対策が有効かどうか、あるいは監視していない企業で事故が起きたかどうかを示す数字ではありません。
外部AIサービスへの依存という課題
調査では、AIシステムの39%が外部事業者によって実装されていました。重要度の高いAIシステムに限ると53%です。外部サービスの内部動作が見えにくいことや、提供事業者への依存も課題になります。
地域の仕事にも関係する?
今回の調査は東村山・小平・東大和の企業の実態を示すものではありません。ただし、AIに問い合わせ対応や予約管理を任せる事業者にも、「導入後の動作確認を誰が担当するか」「問題が起きたら人間が止められるか」という問いは共通します。
編集部まとめ
英国の金融機関ではAIエージェントの導入が広がる一方、運用後の監視体制には差がありました。広範な自律性を持つAIの導入は2%であり、導入率80%と混同できません。AIを導入した後、誰がどのように監視するかが重要です。
確認資料:イングランド銀行・FCA「Artificial intelligence in UK financial services – 2026」(2026年10月26日)








