まちのね合同会社 台湾ビジネス事業部
まちのね合同会社 台湾ビジネス事業部でございます。前回までのニュースでは、CafeRes Japan 台湾館を通じて、台湾企業の日本市場への向き合い方や、会場全体に流れていた対話の空気についてお伝えいたしました。今回からは、台湾館で出会った企業を一社ずつご紹介していく「企業紹介シリーズ」を始めてまいります。
台湾の魅力は、商品だけではございません。企業との出会いがございます。本日は、その第一弾として、台湾コーヒーの生産・輸出を手がける「竹梅源(True Mei Yuan)」をご紹介いたします。
一杯のコーヒーではなく、一社の企業との出会い
CafeRes Japan 台湾館の会場を歩いているとき、私どもは「台湾コーヒーを紹介している出展企業の一つ」として、竹梅源のブースを訪れました。最初の印象は、数ある台湾コーヒーのブースの一つにすぎなかったかもしれません。
しかし、試飲をいただきながらお話を伺う時間の中で、その印象は静かに変わってまいりました。担当の方は、コーヒーの風味だけを説明するのではなく、どのような環境で栽培しているのか、台湾コーヒーにどのような可能性を見ているのか、日本市場にどのように向き合おうとしているのかを、一つひとつ丁寧にお話しくださいました。
そこには、一方的に商品を売り込む雰囲気はほとんど感じられませんでした。むしろ、「まず自分たちのコーヒーや台湾コーヒーそのものを知っていただきたい」という、落ち着いた姿勢が印象に残っております。ブースを後にする頃、私どもが感じていたのは、次のような思いでございました。
「一杯のコーヒーとの出会いではなく、一社の企業との出会いでした。」
この感覚こそ、今回の企業紹介シリーズでお伝えしたい視点であり、竹梅源を第一弾としてご紹介したいと考えた理由でございます。
日本市場への本格輸出に対応できる、企業としての「土台」
竹梅源は、台湾・高雄市六亀区の山間部において、広大な農園を運営している企業でございます。有機認証を取得し、農薬や化学肥料に頼らない栽培を続けていること、天然湧水や林下栽培など、自然環境を生かしたコーヒーづくりを行っていることなど、コーヒーの品質や環境への配慮については、すでに企業紹介記事の中で詳しくご紹介してまいりました。
今回、企業紹介シリーズ第一弾として特にお伝えしたいのは、そのような品質面に加え、日本市場への本格輸出に対応できる体制を整えている企業であるという点でございます。広大な農園と生産体制を背景に、一定の品質を保ちながら安定した供給を見据えていることは、日本企業が長期的なパートナーとして向き合ううえで、重要な要素であると考えております。
一時的に少量を輸出するのではなく、日本市場との継続的な関係を視野に入れて体制を整えていること。その点に、企業としての信頼性と、将来に向けた「土台」のようなものを感じております。
展示会で見えた、「誠実さ」と対話を大切にする姿勢
とはいえ、企業としての魅力は、数字や体制だけでは語り尽くせない部分が多くございます。竹梅源のブースで実際に対話を重ねる中で、私どもが特に印象的であったのは、その「誠実さ」と「対話を大切にする姿勢」でございました。
担当者の方は、通訳を介しながら、日本企業のご担当者に向けて、産地である六亀区の自然環境や、有機栽培に取り組む背景、台湾コーヒーが歩んできた歴史などを、自らの言葉で丁寧に説明しておられました。「日本で売りたい」という一方向の思いだけではなく、「日本の市場や消費者について知りたい」「どのような形で日本企業と協力していけるかを考えたい」という姿勢が、言葉の端々から伝わってまいりました。
台湾ビジネス事業部として通訳や橋渡しを行う中で感じたのは、竹梅源が日本市場を「一時的な販路」として見るのではなく、「時間をかけて信頼関係を築いていく場」として捉えているのではないかということでございます。この考え方は、第1弾・第2弾のニュースでお伝えした、台湾企業が日本市場に向き合う姿勢とも重なって見えました。
日本企業と「一緒に市場を育てていく」パートナー像
竹梅源について、私どもが最も強くお伝えしたいのは、台湾コーヒーという商品そのものだけではなく、日本企業とともに市場を育てていこうとするパートナーとしての姿でございます。
展示会での対話を通じて感じたのは、「台湾の商品を日本へ持ち込む」という発想にとどまらず、「日本企業とともに、日本の中での台湾コーヒーの在り方を考えていきたい」という考え方でございました。その姿勢は、単にコーヒー豆を輸出する企業という枠を超え、日本企業とともに新しい価値を形づくっていこうとするパートナー像として印象に残っております。
日本側のイメージとしては、スペシャルティコーヒーを扱うロースターやカフェ、地域性やストーリーを大切にするコーヒーショップ、台湾フェアや台湾ブランドの企画に取り組む小売店、あるいはOEMやオリジナル商品の開発を検討している企業などが、竹梅源との相性が良いのではないかと感じております。
もちろん、今回のニュースは具体的な商談や取引を直接お勧めするものではございません。ただ、台湾コーヒーは、まだ日本では広く知られた存在ではない一方で、台湾にはこのように、品質と体制を備え、日本市場への向き合い方を真剣に考えている企業が存在していることをお伝えしたいと考えております。
台湾企業と日本企業が、お互いの強みを生かしながら、新しい価値を少しずつ育てていく。その過程に寄り添い、橋渡しをしていくことこそ、当事業部の役割であると感じております。その意味で、竹梅源は、日本企業と一緒に市場を育てていけるパートナーの一つであると感じております。
私どもがご紹介したいのは、一杯のコーヒーではございません。その一杯を生み出している企業との出会いでございます。
台湾には、安心して長く付き合える企業があるということ
本日のニュースを通じてお伝えしたかったのは、「台湾には、信頼できる企業があり、日本企業と一緒に新しい価値をつくっていこうとしている」ということでございます。竹梅源を企業紹介シリーズ第一弾として選んだのは、その姿勢を具体的に感じさせてくれる企業の一つであると考えたからでございます。
台湾には、商品だけでは伝わらない企業の魅力がございます。本シリーズを通じて、「台湾にも、このような誠実で、安心して長く付き合える企業があるのだ」「台湾とのビジネスは、思っていたより身近かもしれない」と感じていただけましたら幸いに存じます。
まちのね合同会社 台湾ビジネス事業部は、「台湾の魅力が、ここに集まる。」というコンセプトのもと、台湾企業・台湾ブランド・台湾商品の魅力を、日本企業の皆さまへ丁寧にお届けしてまいります。台湾企業との商談や販路開拓、展示会・商談会への参加、通訳・翻訳を含むコミュニケーション支援など、台湾と日本をつなぐさまざまなご相談を承っております。
これからも台湾館で出会った企業を、一社ずつ丁寧にご紹介してまいります。台湾との新たな可能性をお考えの際は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
| 名称 | まちのね合同会社 台湾ビジネス事業部 |
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