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【開店・新店特集】東村山市・小平市・東大和市ニューオープン!

東村山の古民家に「emo cafe 雑貨店」がオープン!

(更新)

画家・神谷可奈子さんが届ける、アートと雑貨と自分に戻れる時間

東村山市久米川町|2026年9月14日オープン

 

東村山駅東口から徒歩約7~8分。東村山市久米川町にある古民家「百才(ももとせ)」に、2026年9月14日、「emo cafe 雑貨店」がオープンしました。手がけるのは、画家・テキスタイル雑貨デザイナーの神谷可奈子さん。自身のブランド「emoemo(エモエモ)」の色鮮やかな作品や雑貨を楽しめる、カフェを併設したお店です。

 

古民家の落ち着いた空間と、思わず笑顔になる動物たちのデザイン。どこか懐かしく、それでいて新しい雰囲気が広がっています。これまで百貨店での催事やPOPUPを中心に活動してきた神谷さんが、なぜ東村山に初めての実店舗を構えたのでしょうか。

 

まいぷれ編集部が現地を訪れ、お店の誕生までの経緯や作品づくりへの思い、そしてこれから目指す場所についてお話を伺いました。

 

幼い頃から絵を描き続けて。画家から雑貨デザイナーへ

 

神谷さんが絵を描く喜びを知ったのは、幼稚園時代。消防車の写生会で入選したことがきっかけだったそうです。

幼少期は、母親の仕事が終わるのを待つ間、絵を描いて過ごしていたといいます。高校2年生のときには二科展に入選。その経験をきっかけに、絵を描くことを仕事にしていこうと決意しました。

 

その後、独学で制作を続け、国内外で個展を開催。画家として活動する一方、独特の色使いやユーモラスな表情を気に入った人たちから、絵を使ったグッズを求める声が寄せられるようになりました。

 

「絵を売り続けることは、日本ではなかなか難しいところもあって」

 

そんな現実も感じながら、アートをもっと身近に楽しんでもらえるよう、雑貨づくりへと活動を広げていきます。

2010年にはテキスタイルブランド「emoemo」を立ち上げました。百貨店での催事やPOPUPを重ねるなかで、お客様が求めるものを少しずつ形にしていき、気がつけばさまざまな雑貨が生まれていたそうです。

神谷可奈子さん

「実店舗はないんですか?」お客様の声が後押しした新たな一歩

 

神谷さんが実店舗を考えるようになったのは、催事やPOPUPでお客様から繰り返し尋ねられていたことがきっかけでした。

 

「実店舗はないんですか?」

 

作品を気に入ってくださった方々から、いつでも商品を見られる場所を求める声が寄せられていたのです。物件を探していたものの、なかなか希望に合う場所が見つからなかったという神谷さん。転機となったのは、古民家「百才」での出会いでした。

 

和紙作家・西村さんの個展をきっかけに、物件を探していることを話したところ、百才の空間を活用してカフェと雑貨店を開く話が生まれました。神谷さんは高校時代から東村山市に暮らし、幼少期には東久留米市で過ごしていました。

 

長年親しんできた地域で、初めての実店舗を構えることになったのです。

古民家「百才」にオープンした店舗

古民家の落ち着いた空間に、色鮮やかな作品が並ぶ

 

店内に足を踏み入れると、木のぬくもりを感じる古民家の空間に、動物たちをモチーフにした雑貨がずらりと並びます。猫や鳥、ナマケモノなど、どこか愛嬌のある表情の動物たち。バッグやポーチ、衣類、布小物、イラスト作品など、眺めているだけでも楽しい品々がそろっています。

 

神谷さんが作品づくりで何より大切にしているのは、「見た人が楽しく、幸せになれること」。例えば、シルクスクリーンで猫の絵柄をプリントした後に、小さな鈴を付けたり、ポーチの裏側や内側にもかわいらしいデザインを施したり。表からは見えないところにも、ちょっとした楽しさが隠されています。

 

同じ図柄でも、一つひとつ異なる表情を持つのが手仕事の魅力です。

 

「お客様が見て、かわいいと思って、気持ちが楽になるようなものをつくれたら」

そんな思いが、作品の細かな部分にまで込められています。

 

動物たちをモチーフにした色鮮やかな雑貨が並ぶ店内

猫の表情が印象的な布小物。小さな鈴も付いています

贈り物から広がる、喜びの連鎖

 

神谷さんが作品をつくっていてうれしいと感じるのは、お客様が喜んでくださる瞬間です。さらに、購入した作品を別の誰かへのプレゼントに選んでくださることも、大きな喜びなのだそうです。自分の作品を気に入ってくれた人が、今度は誰かを喜ばせようとしてくれる。

 

一つの作品から、次の人へと楽しさや幸せがつながっていく。そんな「喜びの連鎖」も、神谷さんがものづくりを続ける原動力になっています。

 

「emoemo」という名前に込められた、ものを生み出す思い

 

「emoemo」というブランドが生まれたきっかけには、生地メーカーとの仕事がありました。オリジナルブランドをつくる機会を得た神谷さんは、ものを生み出す母親のような存在と、子どものために何かをつくる母親の姿を重ね合わせて、ブランド名を考えたそうです。

 

神谷さんは、フィンランド語の「母」という言葉から着想を得たと話します。当初の仕事は約1年間の契約でしたが、その後もブランドを続けたいと考え、独自に活動を展開してきました。絵画から始まった表現が、布や雑貨へと広がり、今では実際に人が訪れるお店へ。emoemoは、神谷さんとともに形を変えながら成長してきたブランドなのです。

 

カフェでひと息。食事やお茶も楽しめる


emo cafe 雑貨店のもう一つの魅力は、古民家でゆっくり過ごせるカフェ空間です。畳の部屋や縁側を生かした店内には、木のテーブルや座布団が置かれ、自然光が差し込みます。

 

一人で静かに過ごしたり、友人と会話を楽しんだり。雑貨を眺めるだけでなく、思い思いの時間を過ごせます。

畳の間や縁側を生かした、落ち着いたカフェスペース

おけつちゃ(お血茶)

カフェメニューも充実

 

取材時のメニューには、カレーやホットドッグ、焼き菓子、デザートセットなどが並んでいました。

主なメニュー(税込)

  • フルーティーカレープレート:1,375円
  • スパイシーカレー(中辛):1,375円
  • ホットドッグ:750円
  • コーヒーとミニケーキのデザートセット:1,200円
  • お茶各種:650円

カレーは、お野菜とゆで卵を添えたプレート。甘みを感じるフルーティーなタイプと、辛さを楽しめるスパイシーなタイプが用意されています。お茶のメニューもあり、取材時にはガラスのポットとカップで提供されるお茶を撮影させていただきました。猫の顔を描いた布製コースターなど、作品の世界観を感じられる小物も印象的です。

 

※メニュー・価格は取材時点のものです。提供内容は変更になる場合があります。

 

店内に並ぶ焼き菓子

たべものも!

カフェへの挑戦で広がった、作家としての可能性

 

神谷さんが雑貨店とカフェを組み合わせた背景には、作家活動を長く続けていきたいという思いもありました。作品をつくり、販売するだけでは、活動を継続することが難しい場合もあります。これまで催事などでお客様と直接接するなかで、今の時代に何が求められているのかを肌で感じてきた神谷さん。

 

お客様に楽しんでもらいながら、自分自身も創作活動を続けていくには、どのような形がよいのか。その一つの答えが、カフェと雑貨店を組み合わせた現在のお店でした。実際に飲食に関わってみると、想像以上に大変なこともあったそうです。

 

一方で、空間づくりや予算感など、新たに学ぶことも多かったといいます。神谷さんは作品をつくるだけでなく、自ら仕事を生み出し、提案し、活動の場を広げることにも積極的です。将来的には、優れた才能がありながら、まだ十分に世の中に知られていない作り手の活動を支えることにも関心を持っています。

 

emo cafe 雑貨店は、神谷さんにとって創作と新しい挑戦の場でもあるのです。

 

東村山に帰ると、裸足で歩きたくなるほどの開放感


東村山の魅力について尋ねると、神谷さんはこの地域に流れる、のどかな雰囲気を挙げてくれました。都心で仕事をしていると、時には息苦しさを感じることもあるそうです。けれど、東村山に戻ってくると、駅からビーチサンダルを脱いで裸足で帰りたくなるほど、気持ちが解放されるのだとか。(実際に脱いで裸足で帰ったこともあるそうです。)

 

そんな肩の力が抜ける地域の空気も、emo cafe 雑貨店の雰囲気と重なります。オープン後は、地元のお客様から喜びの声も寄せられているそうです。「こういう場所がなかったのでありがたい」と感じる方や、訪れることで癒やしを感じる方もいるといいます。

 

11月14日にはシルクスクリーンのワークショップも


emoemoでは、作品を購入するだけでなく、自分自身でものづくりを楽しむ機会も用意されています。2026年11月14日(土)には、神谷さんによるシルクスクリーンのワークショップが予定されています。参加者は、バッグやシャツなど、プリントしたい布製品を持参します。神谷さんが用意した版を使って図柄をプリントし、さらにビーズを付けたり、色を塗ったりして、自分だけの作品に仕上げていきます。

 

以前の開催では、ズボンを持参した方もいたそうです。参加者は制作が始まると夢中になり、完成後には笑顔で帰っていかれたとのこと。

 

「自分の好きなものを、自分でつくる」

そんな楽しさを味わえるワークショップです。

 

 

店内に掲示された11月14日のワークショップ案内

母親でも、仕事をする人でもなく。「本来の自分」に戻れる場所に

 

最後に、これからemo cafe 雑貨店をどんな場所にしていきたいか尋ねました。神谷さんが話してくれたのは、日々の暮らしの中で、人はさまざまな役割を担っているということでした。母親であれば母親としての役割があり、仕事をしていれば仕事上の役割があります。そんな日常の中で、何者かとして振る舞うのではなく、本来の自分に戻る時間を持つことは、意外と難しいのかもしれません。

 

神谷さんは、一人でふらりと立ち寄り、自分自身を癒やせるような場所になってほしいと話してくれました。色とりどりの作品を眺めたり、気に入った雑貨を手に取ったり、カフェでゆっくり過ごしたり。何かをしなければいけないわけではなく、自分のペースで時間を過ごせる場所。

 

東村山の古民家に生まれたemo cafe 雑貨店は、そんなひとときを届けてくれるお店です。

 

店舗情報

emo cafe 雑貨店(emoemo)

所在地
東京都東村山市久米川町4-46-1

場所
古民家「百才(ももとせ)」母屋

アクセス
西武線・東村山駅東口から徒歩約7〜8分

オープン日
2026年9月14日(月)

営業時間
11:00〜18:00

定休日
毎週水曜日・不定休あり

Instagram
公式Instagramはこちら

オンラインショップ
emoemo オンラインショップ

※営業時間や営業日は変更になる場合があります。お出かけ前に公式Instagramで最新情報をご確認ください。

取材・撮影:まいぷれ東村山・小平・東大和 編集部

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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