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Vol.15 【小平市】「四中親の会」が給食交流会を開催

(更新)

学校に行きづらい子と親の居場所づくり

小平市|地域のつながり・子どもの居場所|2026年10月6日取材

給食を囲んで、地域とつながる。四中親の会「給食を食べよう」を取材しました

学校に行きづらさを抱える子どもと親が、安心して地域とつながれる場所をつくりたい。

そんな思いから、小平市で活動する「四中親の会」が、2026年10月6日(火)、小平市立学校給食センターで「給食を食べよう」を開催しました。

当日は給食センターの説明や見学、配膳、給食の試食が行われ、まいぷれ編集部も実際に参加しました。

今回は当日の様子と、四中親の会からいただいた取材回答を通して、企画に込められた思いをご紹介します。

この日の給食。秋の味覚を取り入れた献立が並びました

学校給食センターで、いつもの給食を体験

会場となったのは、小平市小川東町にある小平市立学校給食センターです。

参加者は学校給食についての説明を受け、配膳や試食を体験しました。

学校給食センターで行われた給食についての説明

この日の献立には、秋の味覚が取り入れられていました。

10月6日の献立

  • 秋の香りごはん
  • さつま芋のすまし汁
  • 秋刀魚の塩焼き
  • 白菜の塩昆布和え
  • 牛乳

参加者による給食の配膳

秋の香りごはん。具材の入った炊き込みごはん

普段、子どもたちが学校で食べている給食を、学校とは異なる場所で味わう機会となりました。

「給食を食べよう」が生まれた理由

今回の企画を主催した「四中親の会」は、小平第四中学校で毎年行われている保護者・教員・地域支援者による合同研修会をきっかけに生まれた親の会です。

学校に行きづらさを抱える子どもと親への理解を深め、地域の中で支え合えるつながりづくりを目指しています。

企画のきっかけを伺うと、小平市の給食のおいしさを多くの人と共有したいという思いに加え、学校に行きづらい子どもや保護者が、地域とのつながりを持つきっかけをつくりたいという願いがあったそうです。

新しい場所や人との出会いには不安もありますが、親の会や支援者など共通して知っている人がいることで、安心して一歩を踏み出しやすくなると感じています。

四中親の会・取材回答より

「おいしいね」も「苦手なんだ」も、大切な言葉

四中親の会が大切にしているのは、全員が同じように食べられることではありません。

食べる量や好き嫌いには、一人ひとりの感覚の違いや、その場の環境との相性が関係することもあります。

だからこそ、給食を通して「おいしいね」と気持ちを共有することも、「これは苦手なんだ」と自分の気持ちを伝えることも、同じように尊重したいと考えています。

食事は、苦手なものを克服するためだけの時間ではなく、それぞれの感じ方を認め合い、安心して同じ時間を過ごす機会でもあるのです。

子どもたちが見せた、小さくて大きな一歩

今回の参加者は、保護者が中心となりました。

四中親の会では、子どもたち自身が安心して参加できるようになるためには、活動を重ね、少しずつ信頼関係を育んでいくことが大切だと感じたそうです。

そんな中、小学生が配膳係を引き受けたり、みんなの前で「いただきます」のあいさつをしたりする場面がありました。

一見すると日常的な光景かもしれません。

しかし、教室での集団活動に難しさを感じる子どもたちのことを知っている大人にとっては、思わず涙ぐむほど嬉しい出来事だったといいます。

今回の活動は、親子だけでなく、地域の支援者同士が顔の見える関係を築く機会にもなりました。

親も孤立しない地域であるために

四中親の会への取材で、特に心に残ったのは、保護者自身が誰かとつながることの難しさについてのお話でした。

親の会に参加したい気持ちはあっても、実際に足を運ぶことには大きな勇気が必要な場合があります。

子どもが学校に行きづらくなると、保護者も地域や周囲とのつながりを失いやすくなることがあります。

四中親の会は、困りごとそのものだけでなく、困っている人の声が周囲に届きにくくなることを、社会の課題として捉えています。

困ったときに助けを求められ、その声を誰かが受け止められる地域であってほしいと願っています。

四中親の会・取材回答より

「給食を食べよう」を企画した四中親の会の濵村さん

まずは、SNSをのぞいてみるだけでも

今回の「給食を食べよう」は、団体として年に1回申し込める事業を利用した取り組みです。

次回の実施は来年となりますが、四中親の会では、別途、研修会や交流会、体験活動などを予定しています。

親の会は、何かをすぐに解決するための場所というよりも、地域の中で安心してつながれる場所でありたい。

そのため、最初から会に参加する必要はなく、まずはSNSをのぞいてみるだけでも構わないといいます。

「地域に話を聴いてくれる人がいる」

「同じ経験をしている人がいる」

そう知ることが、いつか必要になったときの安心につながるのかもしれません。

編集部より

今回、実際に給食をいただきながら感じたのは、同じ食卓を囲むという、ごく身近な体験が人と人をつなぐきっかけになるということです。

学校に行くこと、行かないことだけではなく、地域の中でどんな人と出会い、どんな時間を過ごせるのか。

四中親の会の取り組みは、子どもと保護者の居場所について、地域全体で考えるきっかけを与えてくれました。

これからも、こうした地域の小さな声や活動を、まいぷれ編集部として伝えていきたいと思います。

開催概要

イベント名:給食を食べよう

開催日:2026年10月6日(火)

会場:小平市立学校給食センター

所在地:小平市小川東町5丁目17-10

主催:四中親の会

参加費:400円(開催当時)

※開催終了後の取材レポートです。次回の開催日時や参加方法は未定です。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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