チェロに生きる娘、りえさんの横顔
こいねこ
中野孝憲一家の三女として
元・大阪フィルハーモニー交響楽団のチェリストであり、津軽三味線の名手としても知られた中野孝憲さん。
その音楽一家「中野ファミリー」は、かつて舞台やテレビでも広く知られた存在でした。
しかし時が流れ、娘たちがそれぞれの道を歩むにつれ、今では「知る人ぞ知る」幻のような存在となっています。
三女のりえさんは、高校時代に単身アメリカへ留学。
しばらく音楽から離れた時期もありました。
そんな彼女が再びチェロに向き合うようになったのは、父の死がきっかけでした。
深い悲しみの中で手に取ったチェロの音は、父の記憶と重なり合い、やがて彼女の心を支える存在に。
そこから、チェリストとしての道を少しずつ歩み始めます。
「まさか私が【チェリスト】と呼ばれる日が来るなんて。父も空の上で驚いていると思います」
と、柔らかく微笑みながら話すりえさん。
その音色には、過去と現在、家族の思いが静かに息づいています。
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