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平成30年10月1日 市長庁内放送

更新日:2018年10月2日

「平成30年度第3四半期を迎えて」(平成30年10月1日 市長庁内放送より)

音声による市長メッセージです。ぜひ、市長の声をお聞きください。

第3四半期を迎えて

 ご来庁の市民の皆さん、そして職員の皆さん、おはようございます。東村山市長の渡部 尚です。
 市民の皆さまには、日頃より市政推進にご理解とご協力を賜り、感謝申し上げます。また、職員の皆さんには、市民福祉の向上と東村山市の発展のため、日々業務に取り組んでいただいていることに感謝申し上げます。
 今年度も早いもので半年が過ぎ、本日より年度の後半が開始いたします。第3四半期を迎えるにあたりまして、所信の一端を申し上げ、ご挨拶を申し上げたいと存じます。

 はじめに、昨日の夜半から本日未明にかけて当市に接近した台風24号について申し上げます。
 チャーミーと言うかわいらしい愛称とは裏腹に大型で強い台風24号はフィリピンの東の海上を北上し、一昨日29日に南西諸島に接近し、その後、向きを北東に変え、昨日午後8時頃に紀伊半島に上陸し、日本列島を縦断しました。
 市では、台風24号が日本列島に上陸するとの予報を踏まえ、28日の金曜日に防災防犯対策推進会議を開催し、30日日曜日に開催予定でございました、廻田町、久米川町、青葉町での長寿を共に祝う会の中止を決定させていただきました。
 また勢力が一向に弱まることがないことから、万が一のことを考え、河川や土砂災害警戒区域付近の回田公民館、多摩湖ふれあいセンター、ふるさと歴史館、東村山市民スポーツセンター、秋水園ふれあいセンターの5ヶ所を自主避難所として昨日午後5時より市民の方に開放させていただきました。
 自主避難所は先の台風21号の接近時などでも開設いたしましたが、これまで実際のご利用はございませんでしたが、今回5ヶ所のうち、4ヶ所で延べ16名の市民の方にご利用いただいたところでございます。
 市内の被害につきましては、暴風により、さくら通り、秋水園前の公園、野火止用水、萩山の伊豆殿公園などで、現時点で分かっているだけでも25本ほどの倒木被害が発生をいたしております。
 また、店舗での看板の落下、一般住宅や空き店舗での屋根の破損、また約1,300軒で停電が発生いたしたところでございます。
 しかしながら、幸い人的被害の情報はなく、私としてもほっとしているところでございます。
 倒木につきましては、交通の妨げになるものや電線を切断するおそれのあるものなど緊急性の高いものについては、東村山市建設業協会並びに東村山市緑化組合のご協力により、速やかに撤去作業を実施させていただきました。
 今後も各施設で安全確認を行い、出来るだけ速やかに倒木や傾いている樹木の撤去など復旧を図ってまいります。
 先の台風21号に続き、本年は2度にわたり、暴風を伴う台風に襲われ、その都度倒木や空き家、空き店舗などにおける屋根などの破損、また店舗などの看板の落下が発生しており、今後は風害についても対策の強化を図っていかなければならないと痛感を致しており、今後関係機関との連携を図りながら、市民の皆さまの安全安心の確保をはかってまいります。
 夜を徹しての台風対応に当りました環境安全部並びにまちづくり部の職員の皆さん、また自主避難所の開設、運営に当たった各部の担当の職員の皆さん、大変お疲れ様でした。
また、ご協力をいただきました、消防署、消防団、警察署、東村山市建設業協会、東村山市緑化組合の皆さまに感謝申し上げます。

姉妹都市提携40周年記念事業、インディペンデンス市の訪問

 さて、去る8月30日から9月5日までの間、姉妹都市提携40周年記念事業の一環として、私をはじめ東村山市国際友好協会関係者並びに東村山市民総勢37名の親善派遣訪問団で米国ミズーリ州インディペンデンス市を訪問してまいりました。
滞在中は、市立回田小学校と姉妹校である「グレンデール小学校」を訪問し、踊りや歌を交えながら提携30周年をともにお祝いしたほか、インディペンデンス市最大のイベント「サンタカリゴン祭」に参加し、海を越え、東村山音頭を披露するなど、東村山をPRしつつ、多くのインディペンデンス市民との交流を深めることができました。
そして、ウェイアー市長主催の晩さん会では、これまで姉妹都市交流に尽力されてこられたインディペンデンス市民や、歴代の市長も列席され、さながら同窓会のような雰囲気を味わうことができました。今回の晩さん会では、インディペンデンス市出身で米国大統領を務めたハリー・トルーマン氏のお孫さんのクリフトン・トルーマン・ダニエル氏の講演もございました。トルーマン大統領と言えば、日本人にとっては広島・長崎に原爆投下を決定した大統領として忘れることのできない存在である一方で、米国では戦争を早く終結させ、米国の将兵や日本人の犠牲を少なくした英雄として評価されており、日米では、大統領に対する評価に大きなギャップがございます。しかしながら、折り鶴で有名な佐々木禎子さんのことを描いた絵本との出会いにより、ダニエル氏は被爆の実相に関心を持つようになり、ある時禎子さんのお兄さんの雅弘さんと対面し、禎子さんが折った最後の折り鶴を受け取られたことがきっかけで、被爆地を訪れる決意をされ、2012年には広島と長崎を訪問し、被爆者の方々と直接対面され、話に耳を傾けられました。その際、被爆者の誰一人としてダニエル氏や大統領を非難することなく、「原爆というものがどのようなものか、多くの人々に知って欲しい」と言われたことに強く心を打たれ、その後はダニエル氏も被爆者の思いを伝える活動をされるようになりました。
私自身も大統領が投下を決定した原爆の実相に向き合い、被爆者の方々に寄り添うダニエル氏の勇気と深い人間愛、そして人類の未来に対して責任を持とうとする真摯さに深い感銘を受け、ダニエル氏の講演の後にさせていただいたスピーチでは、東村山市とインディペンデンス市両市の市民の40年にわたる姉妹都市交流が国を超え、言葉や文化、習慣などの違いを超え、相互に理解し合い友情を育んできたことは、ダニエル氏が強調する「未来への責任」を果たすこととイコールだと述べさせていただきました。
今回の訪問は、姉妹都市提携40周年記念にふさわしい有意義かつ充実した交流となりましたが、これは東村山市国際友好協会とインディペンデンス市日本姉妹都市委員会の多大なご尽力、ホストファミリーや訪問された市民のご理解とご協力など、両市の数多くの市民・職員の皆さんのおかげであり、関係する皆さんにあらためて感謝致します。これからも東村山市とインディペンデンス市相互の市民交流を深め、世界の平和と繁栄に寄与できるよう努力してまいります。

友好交流都市、中国蘇州市への訪問

 また、去る7月30日から8月2日にかけては、東村山市・蘇州市スポーツ交流事業の一環として友好交流都市であります、中国蘇州市を訪問させていただき、市内小学校15校に在学中の小学5・6年生20名とスタッフなどで構成する選抜メンバーによるサッカーや文化を通じた国際交流の促進を図ってまいりましたが、その報告会を9月19日に開催致したところです。当日は、会場である中央公民館の大ホールがほぼ満席となるなど、多くの方々のご来場をいただきました。
報告会は、派遣された選手20名が役割を分担し、進行・報告の全てを行いましたが、選手自身が「サッカーに負けて悔しかった」と言った率直な感想のみならず「言葉は通じなくとも中国の人達とサッカーを楽しむことができて、とても身近に感じた」「お互いにプロになって再会することを誓い合った」「中国の交通ルールが違うことに驚いた」「世界の広さを感じた」「いつか日本を代表する選手となってオリンピックに出場できる選手になり、東村山市を盛り上げる選手になりたい」など、中国での4日間で感じたことを自分の言葉でいきいきと伝え、会場は驚きや笑い声など来場者の共感で包まれ、20名の体験が会場に輪として広がった素晴らしい会となりました。
今回の交流によって、次代を担う子どもたちの一生の思い出となるとともに、参加をした子どもたちから参加することができなかった他の子どもたちへいろいろな良い刺激を与えてくれる良い機会になったのではないかと期待しておりますが、今後も引き続き、友好交流都市である中国蘇州市との交流を継続させながら、東京2020オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして多文化共生社会の推進や大会に向けた気運の醸成を図ってまいりたいと考えております。

居場所支援事業の開始

 さて、当市では社会問題となっております「子どもの貧困」への対応として平成27年度より、要保護世帯並びに準要保護世帯の中学生を対象とした学習支援事業「デスク」を展開し、多くの成果を上げてまいりました。この間、中学卒業と同時に「デスク」での支援が終了となった子どもたちからはお手紙やアンケートなどをつうじて、支援に対する感謝の声をいただいてまいりました。
しかしその一方で、安心できる場所や勉強の機会が無くなってしまうなど不安の声も多数寄せられ、高校生の居場所づくりや「デスク」卒業後の支援の必要性が課題であると捉えておりました。
そして、この課題を解消するため、これまでの取組と実績を十分検証したうえで、自習スペースの開放やイベントなどの居場所の支援をするだけでなく、高校進学後の中退防止、復学などのための見守りや支援といった学習のサポート等も視野に入れ、対象を中学校から高校生世代へ拡大し、「デスク」の拡充をあらたに展開していくこととしたところでございます。
支援につきましては、既に平成30年4月1日より、先行的に開始をしておりましたが、より良い環境で支援を行えるよう改修工事を進め、平成30年9月より、リニューアルした市民センターで本格的な支援を開始しております。
平成30年3月に卒業した子どもたちが既に利用の登録をすませ、高校での様子を職員に報告するために顔を見せに来たり、引き続き学習をしに来ております。高校生を含めた新たなデスクの事業を行っていくことで、貧困の連鎖を断ち切り、東村山を担う次世代の子どもたちが将来の夢や希望を描けるよう、引き続き子どもたちの支援に取組んでまいりたいと考えております。

ジョブシェアセンター東村山の開設

 さて、10月4日には、東村山市とパーソルテンプスタッフ株式会社による、全国で初となる公民連携事業「ジョブシェアセンター東村山」を市民センターの1階に開設いたします。
平成29年9月にパーソルテンプスタッフ株式会社との包括連携協定を締結して以降、「市民の働き方改革」と「市職員の働き方改革」の2軸に分け、共同研究を進めてきたところでございますが、これまでの研究の成果の第一弾として、子育てなどで離職した女性や一度リタイヤされたお元気なシニア層といった潜在的な労働力が活かせるよう、柔軟な就労形態をとることが可能な新しい働く場を市が場所を提供し、パーソルテンプスタッフが運営することで実現するものです。
「ジョブシェアセンター」は、地域密着・職住近接を重視した、郊外型のオフィススペースであり、都心まで通勤しなくても、オフィス系の仕事で一定の収入が得られることが大きな特徴で、フルタイム勤務から、週2~3日、数時間の就業形態まで、多様化する市民の就労ニーズに対応したものとなります。また、仕事内容は、封入封函などの軽作業から、専門的な知識を要するオフィスワークまで、経験や希望に沿った業務を幅広く提供することが可能となっております。
さらには、市民センター内の「ほっとシティ東村山」、「東村山就職情報室」、「東村山市障害者就労支援室」の自立支援、就労支援機能と合わせ総合的な就労支援策を展開することで、都市郊外型の地方創生の新たなモデルとなるものと期待をしているところであります。
パーソルテンプスタッフによりますと、開設当初はスモールスタートとし、徐々に増設して30席、概ね50名ほどの雇用創出を目指しており、今後、自分の住むまちで働き、自己実現が図れる、より一層の「たのしむらやま」なまちを目指してまいります。

結びに

 さて、このジョブシェアセンターの開設をはじめ、年度当初より、包括施設管理委託やフロア改革の実施、総合計画や都市計画マスタープラン等の複数計画の策定など、「まちの価値の向上」「ひとの活力の向上」「くらしの質の向上」に向けた様々な事業の着実な推進を図り、さらにそれらを進化させながら取り組んでまいりましたが、年度後半に向け、3つの視点をさらに相互に有機的につなぎながら「まちづくりの好循環」をめざし、加速化していくことが必要となります。
 職員の皆さんには、市民の皆さまや事業者の皆さんと力を合わせ、まち全体で「リバブル・ワーカブル・エンジョイアブル」3拍子そろった「たのしむらやま」に向けて「まちづくりの好循環」を生み出し、みんなの力で東村山を次世代の子ども達に繋げていこうではありませんか。
結びに、市民の皆さま、職員の皆さんのご健勝とご多幸をご祈念させていただき、第3四半期のスタートの挨拶とさせていただきます。ご静聴有難うございました。

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